おふくろ

 しっとりと、9:00撮影の青山メモリアルパークです。

小雨の中、手を合わせておられるご家族が…。今日は母の日、昨日はおふくろの月命日、6月で丸七年になります。

おふくろと云えば、4月4日のブログでも紹介しましたが、

正平さん、チャリオくん、スタッフのみなさん、はじめまして

BSプレミアムの再放送を、ほほえみとホッとする想いと熱い想いが交差しながら楽しみに見ています。私のこころの風景は、大阪市天王寺区にある四天王寺さんのそばにある大江幼稚園の正門です。

60年も前のことになりますが、母親と毎日手をつなぎ、自宅から20分ほど、四天王寺さんの東門をくぐり境内の中へ、亀の池のたくさんの亀をみながら右へ曲がって、そして幼稚園の正門へ。2年間歩いて通園しました。「朗(あきら)、悪さしたらあかんよ。先生の言うこと聞くんやで。返事は大きな声でハイやで。いってらっしゃい」と幼稚園の正門が見えてくると、毎日のように笑顔で話かけてくれたこと、そして手の温もりの感触を今でも覚えています。そんな母親も7年前の6月に80歳であの世へと旅立ちました。

もうひとつの想い出は、境内のなかには銀杏の木がいっぱい植わっており、「この実、何か知ってるか、銀杏やで、覚えときや、炒ったら美味しいよ」とひとつ拾って僕の手のひらに・・・。それをポケットに入れ幼稚園へ、正門で母親に「バイバイ」と同時にその銀杏をしゃぶりながら教室へ。先生(そがべ先生だったと)が「土井君、なにモグモグしてるの?出しなさい!」と。とっさに「お母さんになめときなさいと、銀杏」と言い訳を、悪さばかりしていたように思います。

正平さん、できたらチャリオくんと一緒に、東門から幼稚園の正門まで歩いていただけたら嬉しいです。銀杏の葉はまだ青々としていると思いますが、よろしくお願いします。

NHKBS放送の「にっぽん縦断 こころ旅」に応募した手紙です。

おかん覚えてるかぁ~(土井)